文章を英語対応することはできるとして進めてきたが、サンダーソニアの店をいざ開店するというところで、アイテム名やその説明を、デフォルトで英語表記できないという問題が表面化した。
このまま進めていっては、途中で引き返せなくなると判断。
プログラマー様の配布プラグインに良さそうなものを見つけてきて、環境を作り直して、もういっぺん最初っから、言語関連をやりなおし、ようやくまた、「店」まで戻ってきた。
ようやく、先へ進める。
ACfA、有澤重工製のパーツには、日本の温泉地の名前がつけられている。
例えば、YAMAGA(山鹿)は熊本、KIRITUMI(霧積)やOIGAMI(老神)は群馬の温泉地だ。熱海や草津、別府などの超メジャーどころは入っていないところがクールだ。
fA絶頂期の当時、有澤重工温泉めぐりをしたのだが、一つだけ、滅法行きにくい場所があった。
それが、SAKUNAMI(作並)、仙台市西端。
今回、別用で仙台に行く機会があり、予定を開けてレンタカーで足を運んだ。
温泉地なのだが、稼働している温泉宿が片手で数えるほどしかない、小さな町だ。
長湯はしないタチだが、思い切って入り浸った。
「海音さん」を翻訳ソフトにかけると、「Kaion-san」となる。
「海音」を「Mion」と読むのはAIには無理だろうと手直しする。しかし「-san」は…?
しばらくの間、妙に日本語が残ったのだろうと「-san」を消して「Mrs.Mion」などとしていたのだが、やはり気になって調べてみた。
どうやら、日本語の「-san」は既に世界中でよく知られている敬称らしい。
日本発の同人ゲーなので、せっかくだから「Mion-san」に統一することにした。
久しぶりすぎる同窓会、見た目が変わったヤツも変わらないヤツもいたけれど、話せばみんな何も変わっていなかった。遠くへ消えたと思っていた眩い過去に、再び会えた気がした。
半年前から抱えていた学会向けの原稿、ようやく脱稿した。
他の部署の上役の代わりに仕事を片づけたのをきっかけに、ヒラから二階級昇進して個室をもらった。
同人のほうが進まない。