私の主治医である漢方医に言わせれば、私は五行の水の病だという。五行は木、火、土、金、水からなり、水は呼吸器、即ち、鼻、気管、肺などを指す。更に曰く、水は金が冷えることで生まれる。冷えた金属に水滴がつく現象に由来するらしいが、つまり、水の病の上位に金の病があるというのだ。金は脾を指すが、ここでいう脾は西洋医学で言う脾臓ではなく、胃腸を指している。
…結局、一般に胃腸薬として用いられる処方がなされた。結果、私の長年わずらった鼻炎は治り、腹の調子もいい。西洋科学では説明し難いことが、この世には確かに存在する。
余談だが、私の愛機には漢方薬の名がついたものが多い。
百人斬りのレポをまとめ中だが、まだ終わらない。画像が多すぎる。そもそも、この企画の規模が大きすぎるんだ。朝の10時から夕方日が暮れるまでやった大会なんて、今まで見たこともない。
私と同世代のレイヴンたちの殆どは、既に廃業して、残された私は逝き遅れたようなもの。新しい世代のレイヴン、リンクスたちには、到底、受け入れられないだろう。もはや、私の居場所は…。
…と、顔を合わせての大会やオフ会から、徐々に足が遠のいていた。
しかし、今日は、思い切って行ってみた。川手さん引退式典に。
あれっ?
なんだ、みんな、いるじゃないか!
そこにはもちろん、昔からのなじみの顔なんて、ほんの少ししかいない。
でも、そこにはたくさんいたんだ。
私の好きだった、レイヴン、リンクスたちが。
同人サークル・ジオハーツ様が、ついに2作目を完成させたという。賛辞を送るしかない。
当方はといえば、サークルを閉じてから、半年になる。閉鎖のわけは、年一度の活動も見通しが立たなくなったから。毎日、仕事に追われて寝る時間もやっとで、1ヶ月たっても模型のひとつも完成しない有様では、サークル活動は不可能だ。誓って言うが、やる気や体力の問題ではない。これ以上時間を捻出するには、もはや仕事を辞めるしか…。(だが、それはない…。)
本棚に、夢を詰め込んで、それなのに、結局、開けることすら出来なかった、背景グラフィックツールの箱と、4冊目のプログラミングの本が残されている。
そうだ。…夢の片棒を担がされたH氏は、元気だろうか?
ふらりと、鉄道博物館へ行く。別に鉄道ファンというわけではないが、博物館は心躍る。鉄道の黎明期、古の偉人たちは、何を考え、そして成したのだろうか。
大正時代の車両には、リアルタイムで乗ってみたかったと思った。
何もする気が起きないほど疲れているのに、寝る気も起きない、そんな我侭な夜には、こういうのがいい。ボタン押すのも面倒なら押さなければいいし、ハラハラもドキドキもせず、そして時々笑える。