12月18日、コトブキヤフェス2016、2日目。
遠方なので行くかどうか悩ましいところだったが、他の東京での用事と日程が同じだったので、一も二もなく参加。
前日17日、購入特典の「ミニミニアーキテクトマン」獲得のために場が荒れたらしい。18日は9時半からの整理券配布となった。
東京へ来たついでとはいえ、東京から立川までの道のりは、「ちょっと寄る」程度とは言い難い。せっかく来たのに整理券を得られないのでは残念。
9時に着いてみると、館内は静まり返っていて暗く、人の気配がない。裏口のようなところから入り、配布場所に指定された2階に上がると、それらしき先客が一人、待っているきりだった。聞けば7時半から待機していたとのこと。行列を予想していたから拍子抜けしつつ、待機。
9時半になるころには10人ほどに増えたのだが、それでも、整理券にはずいぶん余りが出そうな雰囲気だった。やってきたスタッフも見通しが外れた様子で、余った整理券をどうするか相談していた。「昨日がピークだったんだな」。
整理券をもらって、カーンと静かな館内を、開店までの間、散策する。この感じ、好きだ。
10時に開店。本店だが品ぞろえは秋葉原などの他店と大きくは変わらないらしい。コトブキヤの商品は、基本的に通販で買うものと理解する。1500円以上を買わないとお土産はもらえないので、何を買うか迷う。既に大抵のFAキットは持っているので、何を買ってもダブることになるのだった。
レシートを持って3階に上がると、そこがメイン会場だった。会場の手前で、参加記念の缶バッジをスタッフが配っている。
「(アーキテクトマンとアンちゃんの)どちらか選んでください」
「どちらか一つですか。悩ましい!」
アンちゃんの缶バッジは可愛いものだった。すると、
「アーキテクトマンじゃないんですか!?」
あり得ない!的なリアクション。
「あ、そうですね」
素直にアーキテクトマンを取る。
そうだ。私は早朝からミニミニアーキテクトマンの整理券を目当てに待っていたのを見られている。そんな私がアーキテクトマンを選ばないのは、おかしな話だった。朝会っただけなのに、覚えていてもらえたのは嬉しかった。
会場に入ると、未発売の新作を含めた美しい完成品がショーケースに並んでいる。その手前には「オレームアームズ」用の展示台がある。来館した参加者は、自作品を持ち込んで飾ることができた。私は自作品を展示している間中、そこにいることができるほどの余裕はなかったので、残念だが不参加とした。
会場はFAだけでなく、半分はキューポッシュで占められた。2頭身の可愛らしいキャラクターがずらりと並び、改造を受けた作例には目を奪われた。未発売のキューポッシュ轟雷ちゃんを試遊した。
会場内をぐるりとみまわってから、レシートをお土産に替えて帰宅の途についた。まだ11時。会場が本格的に盛り上がるのはこれからなのだろう。
短い時間だが楽しかった。休日返上でこの場を用意してくれたコトブキヤスタッフに、深く感謝。
ACVI初の重量二脚型。
若干の墨入れとトップコートのみだが、この見栄えである。
このバズーカをFAの改造に使いたくて買ったものだが、やる気が萎えて素のまま組んだというのが実態。
結果から言えば、それで正解だったようだ。オリジナルを作るより、素のまま作った方がかっこいいという、若干残酷な事実…。
「マークセッター」を使い始めたのは、FA:G迅雷からだ。それ以前のキットはデカール貼付に水を使っていた。
今回、FA:G轟雷をパワードガーディアンに載せるにあたり、デカールの一部が剝がれてしまった。
そこで、マークセッターを使っていなかったキットを集めて、補強や貼り直しの上、トップコートを行った。
これで、動かして遊んでもデカールが剥がれる心配はなくなったと思う。
ACVIシリーズ初の車両型AC。
2015年8月発売。ACV以降はひたすら車両型にかけた私にとっては、是非とも買うべきキットだった。
しかし、そのあまりの箱の大きさと高価格に、発売当初に手を出すことができなかった。そしてそれは私の躊躇のうちに、コトブキヤショップから姿を消した。
2016年2月6日、秋葉原で開かれたFAのファンミーティングで、戦車型FAの発売見込みについて、スタッフからこんな言葉が漏れた。
「戦車型は、ちょっと…ね」
ファンの期待に応えて戦車型ACを出したけれど、あまり売れなかった。だから、今後はあんなキットを出す予定はない…。スタッフのセリフは少なかったが、私には、そう聞こえた。
買わなかった。私も。
戦車推しとか言っていながら、買わなかったのだ。私も。
それは、胸に刺さった棘のように、ずっと残ったままだった。
同人ゲー製作が終わって、時間の空いた先日。
アマゾンで、それを見つけた。
随分な安値がついている。
ああ、売れないのだな、やはり。
ぽちった。
それは、ACVとACVDで戦車を乗り回していた私への、贖罪でもあったのかもしれない。
膨大なパーツ数に、どれだけかかるかと思われたが、1日集中すれば組み上がった。グローのオレンジを塗り、スミ入れとつや消しを吹いただけだが、この迫力である。発売時に入手しなかった私の躊躇が誤りだったのは、もはや明らかだった。
もしかすると、これがコトブキヤから発売される最後の新作ACVIなのかもしれない。
そう思うと、荘厳な記念碑にも見えた。
ネットには有益な情報もあるけれど、他人や社会へ恨みつらみを吐き出したようなものも少なくない。
SNSから距離をとることを心がけると、心身共に楽になることに、今さらながら気が付いた。
葛根湯をやめて市販の総合感冒薬にしたら、途端に楽になった。
新看板娘の登場である。
元々はFAパーツの紹介などに使うために組んだキットだった。どんな色にも適合しやすい白で、テーマは「轟雷Ver.F.M.E.の美少女化」だった。主に胴体部分はFA:G轟雷のものではなくFA:Gマテリアのものに代えており、それはあらゆる記事に対応できるよう可動範囲を拡張するためだった。どんなに動かしても色落ちしないように、胸を除いて全く塗装していないのも特徴だ。
今回、機体投稿掲示板の機能チェックに当機を使うにあたり、名前を決めなければならなかった。1分ほど考えて、「真っ白」だから「ましろ」になった。同時に名無しの「FA:G」ではなくなり、「一人のヒロイン」が誕生した。
はるか昔、MOMEのなり茶に参加するにあたり、名無しの「おねえさん」に即興で「コロンさん」という名前を付けたときのことを思い出した。あの時も1分ほどのことだった。
気力不足でいろいろと手につかない。空いた時間は糸の切れた操り人形の様だ。
これではいかんと思っていたが、ああ、これは休憩時間なんだと思い、しなければならない色々のことは後回し上等とした。
昨日くらいまで、「青空の道」などのBGMが幻聴のように脳内再生され続けていた。デバックの際に猛烈に集中していたからだろう。配信前後に精神をすり減らしたことがわかる。
来年2月までが期限のやつは、来年やればいいさ…。
DL数も落ち着いたしリアルの忙しさも落ち着いた。
そろそろ来るであろうルフスとごーらいちゃん(陸自)が楽しみになってくる。
毎度のことだが、何も手につかずにDL数を見るだけになっている自分がいる。ただ、投稿4回目ともなるとどこかでDL数が急激に下がることも知っていて、過剰な期待は持たなくなっている。
ただ、今回はDL数が減るのが遅いし、1日のDL数が3桁いくのも初めてのことだ。賞を頂いた作品の「2」だからだろうか。興味をもってDLしてくださる皆様に、ただ感謝する。そして、その期待を裏切らないでいてくれるよう、作品に祈る。
今のところ、深刻な不具合の指摘は受けていない。
前作のDLが伸びているので、「前作も見てみたい」というありがたい評価を受けたものと思う。
すましているが、踊っている。
ともかく、ふりーむ!様に受理いただけないことには話にならないわけで、胸をなでおろす。
配信開始から間をおかずにサポートサイトを稼働させねばならないのだが、これも無事にクリアした。
あとは、きっと見つかる不具合に迅速に対応していく。
最初の総ざらいで確認した不具合が、対処しきれていないことが判明。普通にプレイしていれば発生しないものだが、もしかして多くの方に見て頂けたなら必ず引っかかる方もいるはず。そう思えば時間を割いて完全に対処せざるをえない。
そして、最後のチェックで誤字を発見。「締め切った部屋」じゃない。「閉めきった部屋」だ。
先に改善を図った部分2か所にやや深刻なミスを見つけたが、それ以外には大きな問題を認めず。
今週中に三回目の総ざらいをやり、問題なければいよいよリリースか。
公開前の最終チェックのつもりで、時間をとってがっつり見直しする。
すると、出るわ出るわ、バグ、ミス、誤字脱字。要改善まで含めると32箇所。その中にはゲームが止まるレベルの深刻なものが2つ含まれ、戦慄した。ずぼらしてこのまま出そうものなら、苦労が水泡になりかねなかった。
改善の後に、同様の総ざらいをもう一度やる。
これまで幾度かPCの不具合で貴重なデータを失っていて、「PCなぞ信用ならぬ」と、主なデータは全て外付けHDに入れていた。
その外付けHDが動かなくなった。
そっちかお前!
幸いというか、バックアップのバックアップをPCの方に入れていたので、ほぼ無傷ではあった。ただし、「来たる(初代)」の最終更新分のデータだけは失われた。
緊急の問題はないが、外付けHDをなんとか復旧しないと「来たる(初代)」の今後のデータ更新ができない。
全ての絵の作成が終わった。振り返れば長い道のりだった。
年内配信が目標なら、まだ描く余裕があるようにも見えるが、実際にはもう、1枚も描く時間をとることができない。完全に予定通りで、余裕は全くない。
音師様のお仕事を待って、11月アタマにはデバッカーへ回したい。