ワードで作るシナリオ本文は、ゲーム全体の設計図を兼ねている。
それぞれのキャラにどのような性能を持たせて、それぞれの戦闘場面でどのような行動をとらせるか、微に入り細に入り設定していく。
ところが、設定したはいいが、ツクールの能力を超えてしまう場合は成り立たない。そこで、微妙なところは実際にツクールを起動しての執筆となる。実際にツクールで可能な範囲内に、シナリオの方を変えることもある。
たとえば、銃のリロードが間に合わないときは威力に劣る台尻での打撃攻撃…、というのはできないので、間に合わないときは撃っても命中しない、といったことになる。
サポートキャラ。
パーティの回復や防御、特殊効果など。
単純なデザインだが、こんなのはツクールの素材にベースになるものもないから、チビキャラのアニメーションを全部描かなきゃいけなかったのが辛い。
露出女に怪しい男、目玉のお化け。目標のコレジャナイ感が、少しでも出ていればうれしい。
とにかく前進し、目の前にある資格を取り続けないと、後進に居場所を奪われ、社会に必要とされなくなる…。
そんな強迫観念に追われて、今まで走り続けてきたようだ。
数年前から準備を進めてきた一つに、落ちた。「落ちる」を経験しなくなって久しかったから、目の前が真っ暗になったようだった。追ってくる後進たちが喜んだろうという、被害感情…。
ふと、あまり手に取ることのなかった、同業者の活躍を描いた漫画をめくってみた。ああ、この技も、この技も。自分もできるじゃないか。そして、この主人公は、こんなにも感謝されている。自分は今日だって、ちゃんと一つの仕事をこなしたじゃないか。
資格をもっていることが自分の価値だと、思いこんでいたようだ。今は、今できることをすれば、それで十分に価値があると思おう。落ちた資格には、またチャレンジすれば、それでいい。
各同人作品には、モチーフになっている歌がある。
阿弥陀病院・御机下は、「夢のかたち(夢のうた)」。阿弥陀病院・人形は、「月下の一群(輪踊り)」、来たるは、「ゲゲゲの鬼太郎」(笑。
次作、来たる2は月光とピエロ(秋のピエロ)、やさしい魚(感傷的な唄)。
特に、やさしい魚には思い入れが深い。
色々と検討の余地を残してふらついていたが、やっと全てのキャストを決定した。
水無月 玲生(デュオ)
入間 樹里(クレア)
如月 京子(ジェジュナム)
勅使河原 鈴(リンダ)
堀田 蓮司(ボルタ)
以上。もう増えない。描くの大変だから。
次回作ヒーロー。
ヴリュンヒルデが主に剣を使うのに対し、主に魔法攻撃を行う。
どこかで見た気がする人は、きっと9年来の古参。
「名前ですか?そうですね、月光、とでもお呼びください」
シナリオは今だ調整段階で、大筋は固まったものの、いくつもの穴があいている。
その穴にぴったりはまる要素をパズルのように考えていくのだが、思いつくのが外出先だったり、何かの合間だったり、寝る前だったりする。
そんなときは、スマホから自分のPC宛てにメールで書いて飛ばしておく。すると、思いついたことを覚えておく必要がなくなって、その時にすべきことに再び集中できる。メモ帳要らず、便利な世の中だ。
「阿弥陀・御机下」では、初版のヒロインの立ち絵が作画崩壊していると指摘されたが、どう崩壊しているのか理解できるまで半年かかった。指摘された時点では理解できないし解決方法も分からないから、悔しさと苦しさと無力さで死にそうになる。
今書いている絵も、ひょっとしてそうかもしれないし、それは今では理解できないと思うと、膝が震える。
1枚の絵を描くのに、左右反転、上下反転、一息コーヒー、遠目に見て。何度も繰り返す。
それでも、自分の持つ画力の壁というものは、見えないけれども厳然として存在して、そこに壁があったのだと気がつくのは、壁を越えた後なのだ。
ふと気がついた。
ふりーむ!コンテストで、審査員の方が下さった評価文の中に、重大な提案がなかっただろうか!?
浮かれている場合ではなくて、これは早急に改善すべき点と思い当たる。
今日中に改善UPしたいところだが、時間がない。できるところまでやって、残りは明日だ。
「阿弥陀病院」ではチビキャラやマップ素材まで全部自作したが、手間の割にあらかじめ用意された素材のクオを越えることがないとわかった。プレイする側としては、頑張った自作だろうがロークオはロークオとしか映らないだろう。
「来たる」では使える素材は使って手間を節約する手段に出た。それで特に問題なかったから、次回作でも踏襲する。だが、MVで用意された素材は思ったほど多くはなく、素材の改造に手間を割くことになる。
それでも、次作より遥かに手間が省ける。
買ってから随分放置したままになっていた「MV」を、初めて起動した。
概ねAceと同じで使いやすいが、素材の規格が変わっているので、前作の素材は流用しにくい。
前作では場所の名前を別レイヤーで用意しなければならなかったのが、テキストで簡単に表示されるようになっているなど、改善点は目覚ましい。
一ヵ月ほどで完成。
機体構成は、持っているパチ組みで事前に確認できるが、色のバランスは完成するまでわからない。妄想の通りに仕上がった時は、「予定通り!」感があって嬉しい。
同人次回作はシナリオ本文に入った。まだイントロの途中で1700字。「待チ人来たる」では全部で5万5千字だったから、まだ何も書いていないに等しい。
結構がんばったけど、前作よりも前々作よりも、DL数は伸びないし、感想も少ないな…。もうだめかな、こんなところが実力か…。ああ…、楽しかったな、同人ライフ…。
↓
いやいや、DL数が欲しくてゲーム作ってたんじゃないはず。何か次のネタを考えるぞ!
↓
やっぱり浮かばない…。残念だけど、こんなところが…。
↓
「入賞です」
↓
!?(心臓ドドドドド
↓
何かのいたずらだ、そうに違いない。落ち着け。
↓
本物のようだ。いや、どうせ、参加すれば入賞とか、そんなのに違いない。参加者と入賞者を数えてみよう。
↓
…入賞は、ざっと1/5くらいか。これは、結構、高評価なのか…?総評を読んでみよう。(ガクガク
↓
探索アドベンチャー部門は激戦区だったのか…?じゃあ、この評価は、やっぱり、すごいんじゃ…!!
[補給車]
やる気が 回復しました
書いては潰し、書いては捨てを繰り返してきた。
苦労してひねり出したようなシナリオは良いものにはならないと、一時諦めもした。
今回のは、イントロからエンディングまで、きれいにつながった気がする。まずは、シナリオとして完成できるか、進めてみる。
開通したばかりの新幹線を使って、ようやく熊本の実家に顔を出すことができた。
実家は熊本の中心部だが、耐震がしっかりしていたせいか、幸い、損傷はごく軽微で居住に問題なかった。ライフラインは回復していて、店舗は品薄感はあるものの生活に困らない程度には物があった。
古い住宅には倒壊したものが多く、耐震構造が明暗を分けた感があった。駐車場や避難所には多くの人がいて、今後の苦労を慮った。
少年時代、よくおもちゃを買いに来たスーパーは、無残に潰れていた。
そもそも趣味にかけられる時間が少なく、FA:Gともなると絵を描く時間と競合するから、やるなら数時間のうちに終わらせる必要がある。
発売日と配送日、それから使える時間帯を考えて、必要な塗料や材料はあらかじめ準備しておく。箱を開けてから撮影するまでの手順はすべて脳内シュミレートする。
届いたらすぐに作業を開始、全てを予定通りに進める。必ず予定と食い違うところが出てくるから、時間に余裕を持っておいて、それに費やす。
昨夜のことだ。
風呂から出て体に張り付くシャツを着ようともがいていると、緊急地震速報、続いて縦揺れが来た。震度4程度か?
ここで地震とは珍しいと服を着終わり、ニュースをつけると大変なことになっていた。並んだFAに異変はなかった。
そして今日の未明、繰り返される速報と比較的大きな横揺れにもめげず、朝まで布団でねばった。
いつもの時間で起きると、昨日は大丈夫だった轟雷たちが将棋倒しになっていた。こっちが本震か。
オレームアームズ10機目に取りかかっている。あまり作っていない気になっていたが、7機のレヴァアイを数に入れると10機目になる。
まず設定とテーマが先にあって、それに合うように組んでいくから、アセンブル込みで結構時間がかかる。
「フレームアームズの世界」の続きは、撮影に必要なアントを「ブラックフード」に使ってしまったので、「フレームアーキテクト リニューアルVer.〈ガンメタリック〉」の発売を待つ。
冬のミィーティングでリニューアルver.の発売が公表された時、ガンメタに「アントだ!」と興奮したのは私だ。