前作「阿弥陀病院担当医先生御机下」のDL数が、3000本を超えた。
3千人もの方にプレイ頂けたとは思えないが、それなりの支持を頂けたのはとても嬉しい。それがあるから、今、がんばれる。
我らがフロム様が、「初代KFが鳴かず飛ばずだったら、その先はなかったかも」ようなことをコメントされていたのを思い出す。
前作から受け継いでいる、「お約束アイテム」も幾つかある。
その一つ、「ペンライト」。
最初は出さない予定だったが、改良を重ねるうちに結局必要になった。前作では序盤に入手できたアイテムだが、今作は終盤まで入手できない。
二人のナース服の襟の色が違うことに、今ごろ気がついた。
ありすが、後ろピンク。結美が、前ピンクだ。
さて、どっちが間違いで、いつから間違っていたのか?
マップでハンガーに吊ってあるナース服は、前ピンクだ。マップの画像は前作のからのだから、さては、ありすの後ろピンクが不正解か。
ありすのナース服画像は、確か昨年の10月に差し替えたものだから、かなり長い間、間違った立ち絵で配信していたことになる。
いかんいかんと、前作の弓の画像を確認すると、あれ、後ろピンクだ。
つまり、前作はマップのナース服が間違い。制作中のは、マップのナース服と結美のナース服が間違い、というわけだ。大した手間でないので、塗り直す。
誰も気がつかないだろうから放置、というのは、危険だ。容易に修正可能な部分を放置で配信して、もしユーザーから指摘を受ければ筋の通った回答ができないし後悔する。
一枚を描くのにかかる時間は、なお増大傾向にあり、今は5時間ほどだ。構図を考えたり一旦出来上がったものを後で改善する時間を入れれば、さらに増える。MOMEで絵を始めた時は、1枚30分だったのだが…。
ファイルが壊れたりセーブやレイヤーをミスると、心が折れて立ち直れない可能性があるので、バックアップはまめにとることにする。
改良を加えていくと、その分、不具合も増える。
なんどチェックしても不具合が見つかる。
簡単な誤字脱字から、ゲームが止まるものまで、大小様々。最初にスクリプト打っているときは間違えていないつもりだから、自分の能力がいかに適当であてにならないか思い知る。
GWは、とにかく仕事が増える。
今年も無事に乗り切った。
新要素を加えながらテストを繰り返すと、後から後から、不具合が見つかる。
配信してから不具合を指摘されるのは、可能な限り避けたいのでがんばる。
このタイミングで、阿弥陀ユーザーから応援メッセージを頂いた。栄養ドリンク100本より効く。
前作はいくつも動画配信を頂き、絵に関しても多くのコメントを頂いた。工房の絵板につくコメントと違うのは、それは私が閲覧することを前提としない点で、当然、歯に布着せぬ内容になっている。
今作も同様と期待すれば、一枚の絵を描くにあたって、緊張感は否応なく高まる。
昨日は、音師様からとても貴重なご意見を頂いた。人に言われないと気づかないことは多い。チームで仕事をする強みは十分に生かしたい。
一人の目では気づかない、独りよがりになりやすい。視点を変えて調整するというのは、絵の左右反転と同じかもしれない。
確認した範囲で、一通りプレイできるようだ。バグも見つからない。
ただ、あと3点、下絵もない絵がある。
来週には、試作品を音師様にお渡しできるだろう。
あれから10年たった。
師匠と慕ったあの人の立っていた場所に、今、自分が立っている。
いっぱしの指揮官面に…、なってはいないな、まだ。後輩たちと一緒に、自分も成長していこう。
スクリプトを一通り書き上げた。
ミスがなければ、最初から最後までプレイできるはずだ。
というのも、テストプレイを一切せずに、頭の中の理論だけで書いたからだ。例えば目隠しで絵を描いたようなものだ。
これから目隠しを取って…、つまりテストプレイをして検証する。
ゲームが中断するような明らかなバグのないことを確認の後、音師様にバトンタッチしたい。
一気にスクリプトを終えるつもりだったが、
ここへきて必要な素材が無いことが判明した。
立ち絵表情違い2枚と、チビキャラマイナーチェンジ1セット。
1週間の足止めか…。
伏線を消化して終盤に向かうと、プレイヤーの取りうる選択肢も狭まってくる。Game Overの枝を抜けてスクリプトは1本道になり、ようやく楽になってきた。エンディングまで、あともう少し。
スクリプトは大詰めを迎えようとしている。
RPGパートではプレイヤーが取りうるすべての可能性を、矛盾無くフォローしなければならない。
頭から煙を吹きそうだ。
開いた時間は、ほぼ全て制作に注ぎ込んでいる。この「ほどほどにできない」ところが、良くもあるのかもしれないが、色々と代償と消耗が大きい。
立ち絵とマップ素材、チビキャラは概ね完成。
スクリプトを進めつつ、遂に一枚絵の制作に入る。
音師様に渡すには、まだスクリプトの完成が足りない…。
ひたすら、スクリプトを進める。
必ずしも予定する動きにはなってくれないので、試運転と微調整の繰り返し。