自分で設定した目標に、自分が苦しむなど…。
いつものこととはいえ、マゾヒスティックだ。
さらに苦しんでいる自覚がないのがタチ悪い。
深呼吸をすると、目のかすみが柔らいだ気がした。
私が絵らしい絵を描き始めたのは高校生からだが、ゲームスクリプトを始めたのはそれより古く中学時代にさかのぼる。その時代はBASICだった…といえば年齢が割れるので詳細は避ける。
今使っているのはRPGツクールだが、標準装備のテンプレ以外に、メインのスクリプトへ手を突っ込むこともできる。ツクールの言語は何なのか実はよくわかっていないのだが、プログラミングの基礎は何であれ大きくは変わらないようで、ある程度はいじることができる。ただ、スクリプトいじりにはまると、肝心のゲーム内容が疎かになりがちなので、適度にしておきたい。
メニュー部分を大きく変更、随時にBボタン(Xキー)でメッセージを消し、セーブもできるようになった。
また一つ、星が落ちてきた。
ローソンでミルクコーヒーを買うと、アイマスのキャラクターマグネットが付いてきた。
それを職場の机に貼ってみる。
…「仕事してそうな人の机」から途端に「変な人の机」になったので、
外して引き出しに仕舞った。でもまあ、その「変な人」こそが本当なんだが…。
後輩「ちょっと…、質問いいですか?」
Y「んぉ?」
後輩「その…、ペン型のやつのことですけど」
Y「ああ、ペンタブ?」(これは仕事と同人の境界にある微妙なアイテムで、触れられたくないんですけど…;)
後輩「僕も買うと思うんですけど、どうでしょう」
Y「…慣れれば便利ですよw;」
職場での会議に、私はこれで描いた図説をよく出していて、なんか良さそうに見えたのかもしれない。でも、それが私にとってオンナノコ絵の副産物に過ぎないということは、彼の知るところではなかった…。
彼には、純粋に仕事のために使ってもらいたいと願う。
結構ひどい風邪だったが、別に何もせずとも治りつつある。
己の免疫力に感謝。
引き続きRPGツクールを用いたゲーム制作を続けている。
KAGを粘土に例えるならツクールはプラモといったところか。プログラミングの知識は要らず、ある程度でき上っているものを組み上げる簡単さはあるが、ちょっとオリジナリティーを出そうと思うと難度が跳ね上がる。うまく動作したときの達成感は格別。
多少無茶なスケジュール地獄を終え、通常軌道に戻ってきた。
気が付けばACVDの話題が進んでいる。
武器腕にAI。「ACらしさ」が少し戻る印象か…。孤高のレイヴン・リンクスが団体戦の「ミグラント」になって、ACらしさの根本部分が大きく変わった感のあるACVだったが、これも時代の流れ。ロートルの私も、よっこらよっこら、ついていきたいと思う。ACVDでの新たな境地に期待したい。
GWの地獄を抜けた。
例えるなら、しばらく前が見えないほどの藪を進んだところで、ぱっと空き地に出た感じ。
まだ茂みは続いているけれど、ここらでちょっと空でも仰いで一休み。
毎年、この4月の最期から5月のアタマという1週間は地獄を見る。
4月に異動してきて1ヶ月がたって仕事が山と降ってくるタイミングに恐怖のGWが重なり、さらに各学会のイベントが被ってくるのでまさに火炎車のごとき惨状になる。
リポデーは効果が切れた後が辛い。
徹夜になった当直明けは、そこで増えた仕事のために、そのまま次の日も帰れなくなるという連鎖が生じる。
まるで、衝撃武器のハメ技のようだ…。
写真撮影の前に散髪に行く。
微妙にタイミングずれだが、引っ越しである。
毎年毎年異動するワタリガラスは、もういい加減慣れたが…。都庁の見える窓景色とも、もうお別れだ。朝起きて帰って寝るだけの生活だったから、都心に住んでいたからと言って別に他所と変わりなかった。…というより、別に都心だからと言って特別な何かはないのだろう。明日から、また海の近くだ。
出勤途中に思いがけず先輩に会った。なんと黒塗りのベンツだ。また、ある友人は新築を計画中という。
ゲームショップで美少女ゲームを手にぼーっとしている場合じゃない。ちょっと真面目に自分の人生を考えたほうがいいのかもしれんと思った。
昨年度に積み残した仕事をすべて終えた。
なんだか重荷が取れて綺麗になった気分。
これからはようやくの攻めに転じたい。
「工房」開設から、今日が10年目になる。
思い出すことは山ほどあるが、それは文に記せるものではない。何と書いていいかわからない。
ただ、これからも歩き続けることを決めた。