今年の一つの大きな仕事が、終わった。これに匹敵するものは、今年はもうない。
ほっと肩の力が抜けて、仕事の会場を出ると、外はクリスマスソングだった。
今年が終わる。メリークリスマス。
既に11月も後半戦。
あっというまに、クリスマス、晦日、正月が来る。
準備を始める。何事も、不慮の事態を考慮して早め早めに取りかかるものだ。
急に寒くなって、脳内ドパミンが枯渇したのか、元気が出ない。
そんなときは、元気を出そうと頑張るのではなく、おとなしく休む。これに限る。
それではお休みなさい(冬眠
リアル同業者から多数へ宛てたメールの片隅に、本人のWebサイトのURLをみつけ、開いてみた。
「工房」ほどではないが、こっち方面に偏った…というか、どっぷりの内容だった。自作ノベルゲーまである。
人のことは言えないが… 無関係の人に宛てたメールにこれを掲示するほどの覚悟は、私にはない。上には上がいる。
初夏から取り組んでいた仕事に、まず一定の評価が下りた。あと少し、あと少しでゴールだ。思わずにやけそうになるのをこらえて、最後の締めに鉢巻を締める。ここまで来て、こけるわけにはいかない。
朝、通勤中に見上げると、空が素晴らしく綺麗だった。
同人ソフト制作中に、綺麗な空の写真をたくさんくれたスタッフがいたっけか…。なるほど、これは撮りたくなるかもしれん、とパチリ。
綺麗なものを綺麗と感じられれば、きっとまだ、心は病んでいない。
LRPのパーツ評価を頂いている。とてもありがたい。
AC界隈を歩くと、話題の中心はいつもfAだ。LRPは最新作であるにもかかわらず、話題には上らない。そんなLRPにいまだにコメントを頂けるのは、奇跡的とすら思える。
fAではなくLRPの評価受付に固執するのは、「常に最新作を扱う」という、当サイトの運営方針によるものだ。ACフリークはゆっくりだが確実に世代交代を繰り返している。いかに良作だろうと旧作に止まれば、いつかサイトは風化し、絶えると考えている。
しかし、fAに関しては評価受付を再開してもいいのではなかろうか?
疲労困憊の頭で、何か気晴らしになるものを探して、某大手家電店へ。
ゲームはAC以外にあまりやる気が起きないYYだが、ふとした気の迷いで、洋ゲーを手に取った。
「Xブレード」。
「ダンジョンマスター」や「トゥームレイダー」など、洋ゲーは大好きだった気がする。この「Xブレード」も、発売当時はちょっと気になったタイトルだったが、パッケージが洋ゲーの例に漏れずいまひとつだったので、手を出さなかったのだ。「ロシア発」とか書いてあるし、ちょっと怪しい(笑
ところが、遊んでみると、色々と衝撃的で面白かった。まず、主人公の名前が「アユミ」。まさか、日本語版に作り直すときに改ざんしたんではあるまいな(笑)。そうでなければ、日本のアニメゲーム文化が浸透しすぎている。操作方法は日本発の「バイオハザード」にそっくりだ。ACの操作方法とはかなり違うので最初は戸惑ったが、慣れれば問題ない。そしてなんといっても、歩くと胸が揺れる(笑)。格ゲーのDOAほどではないにしろ、強烈だった。そこまで日本人ユーザー納得の出来なのに、顔の描画は、やっぱり洋ゲーなのだ。
久しぶりに時間を忘れてゲームで遊んだ。仕事ともACとも関係ないことをするのも、たまにはいい。
帰り道、ふと東の空を見ると、オリオン座が昇るところだった。
あれ…?オリオン座って、こんなに大きかったっけ。
都市のビルの間から昇るそれは、田舎の空に見たものより、とても大きく感じられた。
時間におしまくられる、忙しない日々。空の広さに比べれば、とても小さい。
久しぶりに、箱fAで遊ぶ。
箱リンクスは、工房では少数派だった上に、引っ越して以来は回線不通だったためだ。
前作、重四脚「鬼熊」の製作から、実に2年が経過していた…。
ところで、仕事用語で「Final Stage」を「fStage」と略すのだが、「f」の次に指が勝手に「A]を入力し、自ら苦笑した。何が本業やら…。
実は、引っ越してから今までの半年間、XBOX LIVEに繋がらなくなっていた。今日は一念発起し、システムと環境を整備、接続にこぎつけた。
これでAC5 XBOX360版が来ても、憂いはない。
キャプチャ環境の改善案をいくつか考えてみるが、不発に終わった。やむを得ない。当分はこのシステムでいくか…。
去年までは、ずっとNECのバリュースターを使っていた。PC本体にS端子がついていて、ゲーム画像の取り込みに優れていた。しかし、どういうことか、バリュースターは保障期限が切れると同時に、沈黙した。初代に続いて2台目である。冗談ではない。これに懲りて、今はFujitsuのPCを使っている。これまでフリーズは一度もなく、圧倒的な安定感に満足している。これにはS端子がないので、外付けのチューナーを使っている。
…が、明らかに画像が荒い!バリュースターに比べれば、看過しがたい荒さだ。一体どうしたものか。
完成、撮影完了。
やはり、環境光は欠かせないことを学んだ。
しかし、フィギュアを被写体にカメラを構える男の姿は、傍から見て、さぞかし可笑しかろう…。