更新:2017年4月4日
ご指摘や確認された不具合 
※Ver.1.04(2017年4月4日更新版)では下記を修正済みです。ご不便かけ申し訳ありませんでした。
Ver.1.00
 ・最初の単独行動時、2階屋上で脱字あり。
 ・Dr.霧岬と行動時、電源回復後に初めて2階屋上を歩くと立ち絵にミスがある。
Ver.1.00〜1.01
 ・4階「配膳車」を起動して部屋に入り、イベント以外で廊下に戻ると「配膳車」の赤ランプが消えている。
Ver.1.00〜1.02
 ・初めてマリに合うまでの間、看護師控室内から室外の「電源室の鍵」を調べられる。
Ver.1.00〜1.03
 ・非常電源を起動し梅田を探す間、会議室でBGMの音量を変更すると不具合を生じる。
Q  質問はどこですればよいですか?
A  フリームのダウンロードサイトにあります「感想レビュー掲示板」でお待ちしています。
Q  医療関係者です。こんな病院はあり得ないと思うのですが?
A  ゲームとしての都合で、あえて非現実的な場面や設定を入れています。ご理解をお願いします。
Q  You tubeやニコニコ動画で実況したいのですが?
A  興味をもっていただけて嬉しく思います。実況頂いて構いません。特に制限事項もありません。
Q  ブログで紹介したいのですが?
A  興味をもっていただけて嬉しく思います。ブログの他、ツイッター、フェイスブック等、形式は問いませんし、画像の掲載にも特に制限はありません。
Q  R15ですが放送は大丈夫でしょうか?
A  性的・暴力的表現は少年誌程度に抑えているつもりですが、どうなんでしょう…。少なくとも、前作「阿弥陀病院担当医先生御机下」での表現を超える部分はありません。
Q  エラーメッセージが出てゲームが止まってしまいます。
A  せっかくプレイして頂いたのに大変申し訳ありません。今一度、「ふりーむ!」からダウンロードをやり直していただけないでしょうか。
Q  結美の台詞に「だのに…」という部分があります。「なのに…」誤りでは?
A  「だのに」は比較的古い表現らしく、確かに日常会話ではあまり聞きません。歌詞などでは散見し「若者たち」という歌で比較的有名のようです。 今回は結美の激しい思いを表すため、「なにの」より強い音を持つ「だのに」を選びました。
Q  メモが手に入りません。
A  取りにくいものもあるかと思います。ご相談のあったものにつきまして、取得方法を回答させて頂きます。
メモ8:「シャワー室に隠れますか?」という選択で「はい」を選んでください。
メモ9:【イソジン】を使用の後、「黙っている」を選んでください。
メモ11:ハズレ・ヒクが壊れていない状態で、「抱き枕を囮に使う」を選んでください。
メモ12:電源を回復し【レンチ】を取らずに、ロビーへ戻ってください。
メモ14:地下排水装置前の攻防で、「←」入力をしないでください。
メモ16:床下でタイムオーバーを待ってください。
メモ18:ロビーで【ライオンのナイフ】を拾い、それを手放さないでください。
メモ37:床下からカルテ室に登った所にある、壁の掲示物です。
Q  メモを全て入手しました。特典に裏設定集などを期待したのですが…。
A  期待させてしまい、申し訳ありません。何か重大な事柄の条件を「メモの全入手」にしてしまうと、プレイヤーの方の負担になってしまうと考え、ご覧の形とさせて頂いています。プレイを終えた方々に向けて、このページの一番下に裏設定や裏事情を書き記していきますので、お楽しみいただけると幸いです。
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まゆだぬき様・グランツ様・えくあ様・まめ♪様・令美様・さくたろ。様・732f様
応援や助言をありがとうございます!   


裏設定・裏事情とか  プレイを終えた方々へ…。

無影灯…手術室でお馴染の、ランプが円形にたくさん並んだ、アレです。たくさんの角度から光が入るので、手元が暗くなりません。それでも設置する位置が悪いと暗くなることがあり、「有影灯だッ」と執刀医が立腹します。
肝門部と門脈…腸などから栄養を回収した血液は門脈と呼ばれる太い血管を通り、肝臓に運ばれます。肝臓に門脈が入る部分を肝門と呼びます。体の最深部にあり、ここが損傷されるとなるとかなりの高エネルギー外傷で致死率は高いでしょう。
サテンスキー…先がコの字に曲がった、臓器を挟む道具です。大血管の止血などに使われます。出血部位を挟んで血を止め、その間に損傷部を縫合します。
救急外来でも輸血オーダー…手術を受けているのはマリの母親、救急外来にいるのは父親です。阿弥陀病院の規模で重傷患者3人を受け入れたのは、いささか無謀です。ですが、他の病院へ転送する間に命がもたないとの判断であれば、やむなしかもしれません。城宮院長の判断でしょう。
アールシーシー…市民の皆様から提供された血液は、赤血球、血漿、血小板に分けられ、安全を確保した製剤として提供されます。赤血球の製剤をRCCと呼び、大出血の際は第一に使用されます。ちなみに、ドラマなんかで「私の血を使って下さい!」というのは製剤化される前の「生血」で、感染症他、様々な危険があるので常識的には使いません。
心電図…手術中に心電図が乱れるのは、患者にとっても執刀医にとっても最悪です。そのようなことが起こらないように守ってくれるのが麻酔科医ですが、阿弥陀病院では城宮医師が兼任しているようです。
手に巻き付いているもの…自分の置かれた状況を理解できずに安静を保てない患者の安全を確保するため、やむを得ず、手足や体を縛ることがあります。非人道的なようですが、一部の精神科医は薬で寝かせるよりマシと言っています。
病衣…前開きで脱ぎ着しやすい服です。診察や処置などを円滑に行うため、入院時に病院から指定されます。
虫垂炎…右の下腹あたりにある、虫垂と呼ばれる細くて行き止まりの腸に炎症を起こしたものです。放置すると重症化してろくなことになりません。今まで経験したことのない腹痛の時は、迷わず病院に行きましょう。巷では「盲腸炎」と呼ばれることが多いですが、厳密には別の病気です。
結美…横往結美、名前の由来は横行結腸で、大腸の一部です。前作では「弓」でしたが、これは登場人物「絵美」と紛らわしくないように変えたものです。
リハビリ…昔は術後安静でしたが、今は術後の安静は体力や呼吸機能に悪影響を及ぼすため、むしろ積極的に動かしたほうが良いとされています。術後、痛いからといって寝ていると、看護師さんが引き起こしに来ますよ。
裸婦像…4人形の一つです。囮に使うため、企画の初期段階からありました。自分をモデルにしたものがあったら、きっとびっくりですね。モチーフとなった「オズの魔法使い」の「ブリキ人形」の位置です。
配膳車…温かい食べ物は温かく、冷たいものはそのままに運ぶための、大きな輸送車です。これが実際に故障して廊下で立ち往生し、大変な障害物になったことがあります。
ナース服…様々なデザインがあり、各病院ごとに選ばれています。漫画やドラマでお馴染の「ナースキャップ」は、髪に手をやると不潔とされるため、今はほとんど見かけません。
魔除け人形「スケアクロゥ」…4人形の一つ、英語で「かかし」です。劇中の位置づけそのままですね。モチーフとなった「オズの魔法使い」の登場人物(?)でもあります。額の梵字は「阿弥陀の付き人」です。
PHS…病院スタッフが院内連絡用に持っています。治療中などに身に着けていると、鳴った時に対応できないため机上などに置きますが、そのまま忘れられたPHSが鳴りっぱなしになっている光景はしばし見かけます。
セカンドピッチ…複数の役職を兼務している人は、2つ以上のPHSを持っていることがあります。外出などで対応できなくなる際には、他のスタッフに預けます。作中のセカンドピッチは、城宮から結美に渡り、さらにありすへ渡され、最後は医局に置き去りになります。
ハズレ・ヒク…4人形の一つです。梅田の遺志を継ぎ、身を挺してありすを守りますが、そのルートには気が付きましたか?医局に美少女フィギュアを堂々と飾る人は見たことありませんが、ガンプラはしばし見受けられます。
バストロトキシン…少量で速やかに命を奪う薬剤として登場しますが、そんな兵器のようなものを置いている病院はありません。でも、それでは物語が成立しないので架空の薬剤を作りました。「バストラシン」という抗生物質と「ボツリヌストキシン」という神経筋遮断薬を掛け合わせています。「執拗に調べる」エンドは、架空の薬であることを誇張した内容になっています。
流し雛の話…あまり気づかれないかもしれませんが、ラストの伏線です。最後、「ドロシー」は二人の少女の身代わりとなって流されます。
シャワー…もはやお約束な気がして…。
単孔式腹腔鏡下虫垂切除術…虫垂炎の手術です。古くから行われている方法は「開腹虫垂切除術」で、右の下腹に4cm前後の傷を横方向に入れて虫垂に到達するものです。今も多くの施設で行われています。それに対して、細長いビデオカメラのようなものをヘソの底からお腹の中へ入れ、さらに2つの5〜10mmの傷から細い器具をお腹に入れて虫垂を切除する方法があります。これを「腹腔鏡下虫垂切除術」と呼びます。さらに、器具を入れる2つの傷の位置をヘソに集めて、ヘソのくぼみにつける傷だけで行う方法があり、これを「単孔式」と呼びます。この方法だと、どこに傷があるのかすらわからなくなるので、特に若い女性にお勧めです。これらの腹腔鏡手術はどの施設でも行っているわけではありません。
剃る…昔は手術の妨げになるとして、お腹から下の毛は全部剃られていました。最近は、剃ることによって皮膚に傷がつき、むしろ術後の感染の原因となるとされ、短く切る程度になりました。さらに、腹腔鏡手術であれば恥毛を刈る必要はありません。それでも、昔の話を聞いて、事前に自ら剃って来られる方が時々います。このエピソードを入れたのは、裸婦像に化ける際に問題にならないためです。…そこまで気にするプレイヤーはいないでしょうか?
ドロシー人形…4人形の一つです。麻里と共に事故車に乗っており、後で病院に届けられました。元は全身グレーで顔のないマネキンに、ゴスロリの衣装と眼帯をつけただけのものでしたが、入院後、マリが呪いをこめて顔をチョークで書き込みました。このエピソードは作中では語られていません。
ライオンのナイフ…「オズの魔法使い」に登場する「臆病なライオン」です。強い力を持っているにもかかわらず、その使い方がわからない、または間違っていると悲劇的です。投薬や手術は、正しい者の手によって行われなければなりません。
5階下り階段…封鎖されていますが、実は工事は終わっていて、それは2階掲示にも書かれています。梅田は落雷の前にエレベーターで屋上へ行きます。「ドロシー」はそれを追うはずでしたがエレベーターは落雷で止まり、止む無く、この4階登り階段の柵を突破しました。霧岬は突破後の柵に異常を感じますが、それ以上は考えが及びませんでした。
…勅使河原 薫(てしがわら かおる)。前作にも名前だけで登場しました。望の前任の医療事務です。金のショートカットに鋭い碧眼、比較的控えめの体型で、「工房」ではおなじみのキャラです。
Morbidity and Mortality Report…通称、エムエム。その時のベストを尽くしたにもかかわらず、治療結果が思わしくなかった事例について、今後の改善のために作成される資料です。作中では輸血製剤番号の確認ミスが記録されていて、誤りには違いありませんが「不適合なし」とあります。これは、確認ミスによって患者に害悪が及んだ可能性が低いことを示しています。他に記された多数の専門用語は、いずれも、マリの両親が致命的な傷を負っていたことを示しています。
コルセット…重労働の看護師さんは腰を痛めやすく、コルセットを使っている人は多いです。結美のコルセットは西洋ドレスの下につけるもので、腰痛用のとは違います。
ドロシー…漆黒の渡り鴉さんのオリキャラと同名同衣装で、かつ、「オズの魔法使い」の主人公の名です。必殺技「溶解」は、「オズの魔法使い」で主人公が魔女を水で溶かしてしまうエピソードによります。
トト…「オズの魔法使い」の主人公の愛犬の名です。本作では主従が逆転しています。
悪役…キングOZ、「オズの魔法使い」のオズ大王です。
脈を止める…脇の下に何かを挟んで腕に行く動脈を止めると、手首の脈は触れにくくなります。とっさにこの手技で死んだぶりを実行できた霧岬は、常人ではありません。このように、手首の脈は信用できないので、正しい死亡確認は首の脈を使います。
私も人形…阿弥陀病院シリーズの処女作、「阿弥陀病院306号室」のバッドエンドの一つを、再使用しました。正気と狂気の境は、きっと僅かなんだと思います。