パチ組みレビュー

TOPに戻る

目次に戻る


NSG-Z
■NSG-Z0/D マガツキ

地球での失地を回復し、月面へ反転攻勢をかけた防衛機構の前に現れたのが、この機体です。
装備した「TCSオシレーターII型」によって、超・強力なバリアーを展開、鉄壁の守りとして防衛機構を悩ませました。 武装は2種類の刀で、攻撃力は「フレズヴェルク」に劣るようです(023

多重装甲構造は「YSX-24RD ゼルフィカール」との交戦データをフィードバックしたものとされ、また、機体構成には 「RRF-9 レヴァナント アイ・リベンジャー」や「YSX-24 バーゼラルド」での工夫が月側へ流出した疑いがもたれています(023。地球防衛機構内には、「急進派」と呼ばれる裏切り者の集団がありましたから、そこからデータが漏れ出したのかもしれません(028
しかしこの風体、月側陣営に日本鎧のファンがいたのでしょうか…。

キットは「基体」となるスリムなFAに鎧を着せた多重構造になっています。防御型のくせに両上腕に装甲がない点が気になりますが、きっとバリアーを張るので関係ないのでしょう。両腰と両足背側のアーマーは、取り説の順だと一度組み合わせてから外すことになります。接着してしまっていると取り返しがつきませんので、要注意です。

■NSG-Z0/E ドゥルガーI

どるがー・わんではありません。ドゥルガー・アインです。
「フレズヴェルク」に搭載された「TCSオシレーター」の「II型」を搭載、さらに長い稼働時間を獲得しています。「TCSオシレーター」の説明は「NSG-X1 フレズヴェルク」をご参照いただくとして、ここでは省きます。ただでさえ強力なベリルユニットの発展型ですから、その強さは推して知るべしです(024

地球での失地を回復した地球側は、敵の本拠地へ突入作戦を開始しました。しかし、既知の兵器を想定していた地球側の前に、この「NSG-Z0/E ドゥルガーI」が「NSG-Z0/D マガツキ」と共に立ちふさがりました。この未知の機体の前に地球側はなすすべなく撃破され、後退を余儀なくされます(023, 024

キットは、フレームアーキテクトにアーマーを着せたFAに、さらにもう一枚「鎧」を着せた多層構造になっています。そのためパーツ数が多く、組み上げには「YSX-24RD ゼルフィカール」や「SA-16s2 スーパースティレット2」相当の時間と手間がかかります。「鎧」を剥いで基礎となるFAに戻すこともできますが、膝のパーツなど一部差し替えだったり、「鎧」も接着しないと脆かったりするので、基本戻せないと思った方が良いかもしれません。

各所に配置されたクリアーパーツが綺麗です。重量級のFAとしては関節の可動性が確保されていて、好きなポーズで飾れます。スタイルも全FA中トップクラス、お勧めの一品です。

■NSG-Z0/G マガツキ・崩天

一旦、月面の新型に蹴散らされた地球側が(023, 024、再度の強襲を図った際に立ちふさがったのがこの機体です(S08。ただでさえ強力なNSG-Z0/D マガツキに、一度に多数を相手にできる「キョウテン」、ベリルショットライフル(S01を強化した「オオトリ」を追加装備し、大ボスさながらの強さを見せつけました。傭兵トルース・ロックヘッドは、これにミサイルコンテナで強化したSX-25 カトラスで挑みましたが、全く歯が立たずに友軍に救出され、離脱しています(S08

キットはNSG-Z0/D マガツキの肩を変更し、武装を追加したものです。大きな武器が2つ増えたので、取り説にある通りの「大仰」な感じがよく出ています。「宮沢模型流通限定商品」で、入手はやや困難です。

■NSG-Z0/K ドゥルガーII

どるがー・つーではありません。ドゥルガー・ツヴァイです。
NSG-Z0/G マガツキ・崩天の返り討ちにあい(S08、母艦に逃げ込んだ地球側でしたが、それに追撃をかけてきたのが、この機体です。対艦用に調整されていて、宇宙艦艇を撃沈する戦術駆逐刀「ベルングルスト」と、接敵を容易にするECMユニット「エイミングジャマ―」、攻撃用のクローを内蔵した盾「ヘルライネ」を装備しています。「ヘルライネ」はYSX-24RD/NE ゼルフィカール/NE(S04のパクリですが、ごく短時間のうちにそれを実戦配備した月側の開発・生産能力は驚異的と言えるでしょう。
これに対して、またも傭兵トルース・ロックヘッドが、YSX-24RD/NE ゼルフィカール/NEの装備で強化したSX-25 カトラスで挑みましたが、母艦を沈められた上に、相打ちでやっと仕留めるという惨状でした(030

キットは、NSG-Z0/E ドゥルガーIのアタマを変更し、武装を追加したものです。追加された大きな赤いブレードは、3種類に組み替えることができます。