NX-11

〜第一回バトルアリーナ(福岡15日)〜
2004年 5/15、福岡県博多駅前ヨドバシカメラ2Fにて、フロム主催の大会が開催されました。

レギュレーションはステージ固定で禁止パーツなし。予選は制限時間3分、準決勝・決勝は5分。
1回戦・・・MILITARY DISTRICT
2回戦・・・DUNE
準決勝・・・LIMESTONE CAVE
決勝・・・・MARINE BASE


受付は開始1時間前に始まる予定でした。
ゆうゆうと受付開始ギリギリに現れたYYでしたが、既に多くの参加者が受付を済ませた状態でした。
あわててスタッフの所に(笑)。

受付後、アンケートを手渡されました。
アンケート用紙は両面で、表はゲーム情報の入手法や、欲しいタイトルなどで、月並みでした。
問題は裏面です。
「強いと思ってよく使う武器はなんですか。」
「強いと思う戦術はなんですか。」
「使われたら嫌な戦術はありますか。」
など、今後の大会の有りようを左右しかねない内容が列挙されているではありませんか。
これは重要ですよ!?

YYの回答・・・
「強いと思ってよく使う武器はなんですか。」
『強い武器は使わない。(例:ガトリングガン、腕マシンガン、マガジンスナイパーライフル、小グレネード、EX追加コンデンサ)』
「強いと思う戦術はなんですか。」
『両手スナイパーライフルによる遠距離攻撃、両手ガトリングによる近距離攻撃』
「使われたら嫌な戦術はありますか。」
『火炎放射器でサイト拡大した小グレネード』
など。

後に書いたとおりになる、まるで予言書のようなアンケートをスタッフに手渡し、開始時間までコーヒーブレイク。



トーナメントはA・Bの2ブロックに分かれ、優勝者がそれぞれのブロックで決定する仕組みでした。
くじの結果、YYはBブロックのシードとなり、1回戦のMILITARY DISTRICTでは戦わないこととなりました。
元々、MILITARY DISTRICTでの1勝を目標としていたYYは喜ぶに喜べません。
なにしろ、DUNEで予想される遠距離射撃、LIMESTONE CAVEで予想される高火力ごり押しには全く対策していなかったものですから。

試合はスムーズに進み、意外に早くYYの出番が回ってきました。
相手は、Tobbyさんの「小グレ+火炎放射器タンク」を、「腕リニアキャノン+垂直ミサイル」で破ったカスタリアさんです。
彼はYYの顔見知りでありましたので、彼がマガジンスナイパーライフルWH02RS-WYRMを持ち出すことは会話で分かっていました。
「やっぱりか(萎)」と。
対策なしですが、愛機で出る決意に変わりはなく、いざ出陣!!

機体名「ネモリーノ」。
アンケートにも記載した強武器を意図的に排除した対人戦機で、NX-01「アンファンス・フィニ」の流れを組む、YYの愛機と呼ぶにふさわしい機体です。
左カラサワ+爆雷(クラスター)ミサイル+連動ミサイル+EOによる4方向同時攻撃が可能で、ラッシュにかかればどんなACもあっという間に鉄くずです。
YYは2P側。スタート地点を高い砂丘に守られた1Pに比べ、明らかに不利な2Pですが、エキシビジョンは2Pに合わせられていた為、自分の戦いを見てもらえるという点で、YYはもう満足です。 YYが肩をほぐし、首を回し、深呼吸したところで試合開始。
開始後、A操作のアピールのため、まずは「ゆっくりと」歩いてみせました。どよめきが上がり、YYはゴキゲンです。
しかし、相手の姿が出てきません。「両手にスナを持った高機動機が飛び出してくるはず」と思っていたYYは「???」。仕方ないので歩くのをやめ、砂丘に近づいてみます。
と、砂丘の際が青く発光しました。
!!?
予想をはるかに超えた出来事に、YYのさっきの余裕はどこへやら。
ちょっとまてー!!
両肩キャノンCR-WBW98LXの遠距離砲撃だと、頭が理解したのは既に2発の直撃を受けた後でした。
まさに「後の祭り」。
熱暴走→チャージング→さらに2発直撃→・・・・
・・・死。


またタンクかよ。
(SLサマーキャラバン福岡レポ参照)
まれに見る最短試合時間で、YYのバトルアリーナは終了しました。
予想もしなかった負け方に、しばし呆然(笑)。
先入観で戦うのは危険ですね。もっと冷静に。


決勝戦。
Aブロックでは、神尾さんの「クレストホバータンク+小グレX2+火炎放射器+EXコンデンサ」を、「中二(軽二?)+腕マシンガン+爆雷(クラスターミサイル)+デュアルミサイル」で下した桔梗さんが優勝しました。
Bブロックでは、takashiさんの「中二+マガジンスナイパーライフルX2」を、「クレストホバータンク+小グレX2+火炎放射器+EXコンデンサ」で駆逐した宇周さんが優勝しました。
強アセンに加えて高い操作技術により、他者を寄せ付けなかった2人に大きな拍手です。


また、強アセンが横行する中、自分の道を貫き通した漢(おとこ)たちがいたことも忘れてはいけません。

★「四脚+レールガン+右手ブレード」で、壮絶な死を遂げたFATMANさん、
★「重二+右カラサワ+垂直連動ミサイル+格納マシンガン」で両手スナを下しつつも、砂漠に倒れたピロアキさん、
★「肩オービットX2+右指」で健闘しつつも両手スナに撃ち負けた山野大兄皇子さん、
★「四脚+軽エネルギーEO+小グレ」で出撃するも、砂丘越しの狙撃になすすべなく堕ちたアークさん、
★「フロート+コンテナミサイル+重EO」で重EOアピールするも、ミサイル攻撃で砂塵と散った、天希志陽後さん、
★「右ショット+左グレ+デュアルミサイル」でLIMESTONE CAVEの障害物を見事に利用して健闘を見せたLuteさん、

YYは惜しみない賛辞を送りたいと思います。
特にFATMANさんは、YYの記憶する限りかなりの実力者です。
まるでフロムへの抗議とも取れる自棄戦法は、次回以降の大会に影響を与えるでしょうか。

禁止武器など、ルールの改正があれば、次回のバトルアリーナにも是非出場したいですね。